社会保険労務士試験 Tips集 その1

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今回は、社会保険労務士試験のTips集と題して、サプリメント的なアドバイスをご紹介します。

各科目の具体的な解説は、過去問解説ページをご参照ください。

基本的には社会保険労務士試験について書いていますが、考え方はほかの資格試験にも応用できると思っています。

今回は「その1」です。

「ゆるぎない意志力」の身につけ方

人間は誰しも多かれ少なかれ怠け者ですので、自分を律して学習を進めていくためには「強い意志力」がなければなりません。

では、この「意志力」はどうすれば身に付くのでしょうか。

よく、「私は本当に意志が弱いのよね」と言う人がいますが、本当に「意志が弱い人」というのはこの世に存在しないと私は思っています。

「そんなことないでしょう」と思われる方は、ちょっと想像してみてください。

ありえない設定なのでイメージしにくいかもしれませんが、例えば皆さんの大切な方(家族・恋人など)が誘拐され、犯人から告げられた解放の条件が「あなたが1年以内に社会保険労務士試験に合格すること」だとします(笑)。

もし、そのような状況になっても、「私は本当に意志が弱くて、勉強は続けられないんだよね」なんて自分に言い訳して、勉強を諦める人がいるでしょうか。

おそらく多くの方が死に物狂いで勉強し、合格を勝ち取るのではないか、と思います。

つまりここでいいたいことは、「意志力とは、なんとしてもそれを達成したい、達成しなければならない、というゆるぎない目的を持っていることで生まれる」ということです。

つまり、「意志力」とは、皆誰しもが持っているものであり、それをどのようにして発揮するのかの問題である、ということです。

これから社会保険労務士試験を目指そうと思われている方、あなたの「なんとしても社会保険労務士試験に合格したいというゆるぎない目的」は何でしょうか。

疲れた身体に鞭打って…、覚えるそばから失われていく記憶…、思ったように成績がのびない模擬テスト…、社会保険労務士試験の受験生には、心を挫くような出来事が次から次へと襲ってきます。

そのような状況の中で長期戦を戦い抜くためには、「ゆるぎない目的」をしっかりと明確にしておく必要があります。

社会保険労務士試験合格後をイメージする

労働基準監督署・公共職業安定所・年金事務所を訪れてみる

私は、社会保険労務士の受験生時代、平日に有給休暇を取得した日は、社会保険労務士資格の試験範囲に関係する行政機関(労働基準監督署・公共職業安定所(ハローワーク)・年金事務所(受験生当時は「社会保険事務所」でしたが…)の3つ)をよく見学していました。

見学といっても、何か手続をするわけではないので、不審者と思われない程度に中をブラブラしたり、置いてあるパンフレットをもらったりするだけです。

普通の人からすると、会社を休んでまで何にも用事がないのにそのような場所を訪問するなんて変なヤツだな、と思われでしょう。

ではなぜ、私が受験生時代にそのような場所を訪問していたのか。

資格の活用イメージを持つことでモチベーションアップ!

それは、「受験に対するモチベーションアップ」のためです。

先に挙げた3つの行政機関は、社会保険労務士にとっては切っても切り離せない存在です。

電子申請を活用するようになってからは直接それらの場所へ赴く機会はめっきり減りましたが、それでも、実務上でわからない点が生じた場合の電話による問い合わせなどは、それぞれの機関に頻繁に行っています。

私は、社会保険労務士としてそのように活躍しているイメージをなるべく具体的に描きたかったので、3つの行政機関を見学していました。

運がよいときには、実際に手続を行っている社会保険労務士の先生をそのような場所で目撃することもあり、「あぁ、このように手続業務を行ったりするんだなぁ」と、さらに資格取得への意欲が増したこともありました。

もし、そこまでの勇気がない…という方は、社会保険労務士の先生が書かれている本・ホームページ・予備校のパンフレットの最初の方に載っている合格して実務をされている先生へのインタビュー記事なども、合格後に仕事をしているイメージを持ちやすいと思います。

目的を見失いそうになっている、どうも勉強する気にならない、勉強がつまらなくなってきた、などの状況に陥りそうなときは、実際の仕事のイメージがしやすいこれらの行政機関を見学してみるのもよいかもしれません。

行政のパンフレットを活用する

行政のパンフレットを勉強に活用しよう

社会保険労務士の試験範囲の一部には、非常に理解するのが困難なテーマがあります。

私の場合は、雇用保険法の失業手当の手続の流れと各種雇用継続給付、そして厚生年金保険法の在職老齢年金の部分でした。

皆さんが学習されている資格予備校のテキストや市販のテキストは、このような難解なテーマでも可能な限り分かり易く記載があったり、予備校の講師の方も「みんなが理解しにくいポイントだ!」と時間をかけて説明してくれたりしますが、それでもどうしても理解できないテーマもあると思います。

そんなときに役に立つのが労働基準監督署・公共職業安定所・年金事務所に置いてある、一般の方向けの制度説明のパンフレットです。

私は、前述した苦手テーマに関するパンフレットを、雇用保険法は公共職業安定所から、厚生年金保険法は年金事務所からいただき、熟読してようやく理解をすることができました。

なぜ行政のパンフレットを活用すべきなのか?

各行政機関に置いてあるパンフレットは、もちろんですが社会保険労務士受験生向けにかかれたわけではなく、広く世間一般の方に難解な法令・制度を理解してもらう目的で作成されておりますので、わかりやすい記述・豊富なイラストや図で構成されています。

そのような意味でも、ぜひ一度は各行政機関を訪問して、社会保険労務士として活躍している自分をイメージしつつ、自分が理解に苦しんでいるテーマに関するパンフレットももらってみましょう。

もちろん、その場にいる職員の方などの邪魔・迷惑にならないことが大前提です!

馴染みがない言葉はググってみる

ちなみに余談ですが、イメージといえば、「労働者安全衛生法」で出題される一般人にはあまり名前のない「デリック」や「ゴンドラ」…暗記するのに苦労されている方も多いと思います。

私もそうでした。

しかし、あるとき、「デリックって一体どんなものなんだろう」と思い、インターネットで調べたところ…。

誰しもがビルの建設現場などで見かけたことがある「あれ」だとわかった瞬間から、絶対に忘れない言葉となりました。

このように「どうしても覚えられない!」という場合は、活用できるもの全てを使って覚えやすいように工夫するとよいでしょう。

科目ごとの得点計画を予め作っておく

各科目の勉強度合いにメリハリをつける

社会保険労務士の試験は、全科目満遍なく得点し、科目得点合格基準をクリアしつつ総得点合格基準をクリアすることが求められます。

年度によっては、試験の難易度を調整する目的で、いわゆる「救済措置(原則の得点基準を例外的に下げること)」が行われるときもありますが、もちろん受験する前からそれをあてにしてはいけません。

やはり原則どおりの基準(択一式試験であれば、各科目10点満点中4点以上かつ総得点49点以上【7割】)の達成を目指して学習を進めなければなりません。

逆に、どれもこれも満点目指して勉強するぜ!というのも非常に効率が悪いです。全ての科目を完璧にしようとすると、必ず勉強時間が足りなくなります。

そのため、「適切に各科目の勉強の度合いにメリハリをつける」ことが社会保険労務士の試験では重要になります。

科目得点戦略

ここで、この合格基準の視点を変えてみたいと思います。

択一式に関しては、科目単体で見ると、10点満点中4点以上とればいいということは、最大6点までは失点しても大丈夫、ということになります。

もちろん、全科目(7科目)4点では、合計で28点しかなりませんのでそれはいけませんが、「苦手科目の失点を得意科目でカバーする」ことは十分可能です。

つまり、社会保険労務士試験の科目の多さは学習する範囲が広い、というデメリットの一方で、科目間でカバーしあえる可能性が高い、というメリットにもなるということです。

そこで必要となるのが「科目ごとの得点計画」とそれに基づく「学習労力のウェイト配分」になります。

つまり、合格基準である「各科目10点満点中4点以上かつ総得点49点以上【7割】」を満たすように、苦手科目と得意科目を考慮して各科目の得点目標を設定し、その目標点が取れるように、有限である勉強時間の配分を考える、ということです。

私の場合は、労働分野が強く、社会保険分野が弱いという状況でしたので、社会保険分野は「基本項目を確実に落とさないように」という守りの勉強、労働分野では多少難しい問題でも対応できるようにと意識的に勉強時間を増やしていました。

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