年金不安時代のキャリア像のベストアンサーは”タモリさん”である理由

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「年金」と「仕事」について書いてみたいと思います。

年金は崩壊しない。でも当てにもしない。

「年金は破綻する/どうせもらえないから保険料払うのはムダ」という意見?都市伝説?がささやかれるようになったのはいつごろからだったか…忘れてしまいました。

確かに、どこもかしこも「少子高齢化」を理由とする課題が議論されています。

その中の大きな課題である「年金」については、その仕組みが「世代間扶養」であることが理解できれば、少子高齢化により「保険料を負担する若手の人口が減り、保険金を受給する高齢者が増える」ことで「年金制度はいずれ破綻するのではないか」「一生懸命保険料を納めても年金をもらえないのではないか」と不安になるのは当然のことです。

ですが、個人で手当てできる資産構築(貯金や投資など)とは異なり、年金は国の仕組みですので、一個人が心配したり非難しても何も変わりません。

大切なのは、そのような状況を踏まえたうえで、自分のできることは何かを考える…つまり、「今後どうなるのかを考えて/予想して、それに向けて準備をする」ことです。

そこで今回は、私の年金に対する考え/予測、そしてそれに対する対策について一つのご提案を差し上げたいと思います。

年金が将来どうなるか…(個人の感想です)

まず年金制度の今後の予測ですが、「将来的に老齢年金はなくなり(または、限りなく給付水準を縮引き下げ)、障害年金・遺族年金のみとなる」と考えております。

つまり「年金制度は破綻する!」は言い過ぎですが、かと言って今のままか、というとそうでもないと思っています。

老齢年金の支給開始年齢がじりじり引き上げられていることはご存知だとは思いますが、いずれそれも限界が来る瞬間がやってきます。

そうなると、年金の仕組みとして「健康で働けるうちは働けるだけ働いて自身の稼ぎで生活をし、健康的に働けなくなってしまった(≒障害状態になった)ときに、ようやく年金が受給できるようになる」という仕組みになるのではないかと予想しています。

・政府が盛んに「人生100年時代」をアナウンスしていること
・副業を通して多様なキャリア形成を推進しようとしていること
・在職老齢年金(年金受給者が働くと、年金の一部が支給停止となる仕組み)を緩和しようとしていること
・就業人口減少への対策としてシニア層の活用を促進しようとしていること

すべて「働けるうちは可能な限り働いてもらう」というメッセージがベースにあると考えています。

では、そのような予測をした場合に、それに対してどのような準備をしていかないといけないのか。

もちろんですが、文句ばっかりいっていても何も始まりません。

タモリさんは年金不安時代のキャリア像のベストアンサー!

一つの考えとして、「生涯を通じてイキイキとやりがいをもって働ける準備をする」ことが挙げられます。

「働けるうちは可能な限り働く」と表現すると「本当はゆっくりしたいのに、生きるために老体に鞭をうってイヤイヤ仕方なく働く」という姿をイメージしてしまいます。

しかし、「定年・引退なんてまっぴら、元気なうちはできるだけこの仕事をしていたい…」そんな仕事ができたらいかがでしょうか。

・現役時代ほど体力はないが大病なく元気
・多くの人に囲まれて毎日が楽しく仕事をすることができる
・誰かの役に立っている感じが得られる
・感謝されながら報酬をいただく
・年金を気にすることなく背伸びをしなければ不安なく生活ができる

そんな老後ならワクワクしませんか?

以前に、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」で、内村光良さんが「タモリさんの番組みたいな仕事がやりたい」とおっしゃっていましたが、これを聞いたとき「まさに!」と思ってしまいました。

タモリ倶楽部やブラタモリをご存じ・ご覧になった方も多いと思いますが、あれらの番組を見る限り。タモリさんは「仕事をしている」という感じがしないのは私だけでしょうか。

もちろん往年のプロとして、「視聴者のことを考えばっちり仕事をしているが、それを視聴者に感じさせない」域まで達しているのだとは思いますが、間違いなく言えるのは、「仕事を楽しんでいる」ということ。

もし、老後の仕事がブラタモリのような仕事であれば、「引退なんてまっぴら!」と思うかもしれません。

さぁ、私たちにとっての「ブラタモリ」な仕事を見つけよう!

さて、ひるがえって、私たちにとっての「ブラタモリ」のような仕事は何でしょうか。

現役時代はいろいろなしがらみがあって、辛い仕事・大変な仕事をイヤイヤやらざるを得ない場合が多いかもしれません。

「給料は我慢料」…もし宝くじが当たったら今すぐにでも退職届をムカつく上司にたたきつけたい!なんて方もいるのではないでしょうか。

そんな方こそ、今の仕事を通じて、「老後にブラタモリのような仕事ができるようにキャリア・経験を積んでいる」と考えると、今の仕事から何を学ぶことができるか、と前向きになれるかもしれません。

そのような状態になれば、「年金や老後2000万円問題なんか気にすることはない」状態への一歩を踏み出したことになると思います。

さあ!一度しかない人生をHappyにするために、一生涯ワクワクが止まらない・眠る暇も惜しいくらい楽しい仕事ができるように、目の前の仕事に全力で取り組み、日々成長していきましょう!

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