「血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準について」(令和3年9月14日付け基発0914第1号)で取り扱われる対象疾病に含まれるものは、次のアからオの記述のうちいくつあるか。
ア 狭心症
イ 心停止(心臓性突然死を含む。)
ウ 重篤な心不全
エ くも膜下出血
オ 大動脈解離
A 一つ
B 二つ
C 三つ
D 四つ
E 五つ
解答の根拠
血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の 認定基準について(令和3年9月14日基発0914第1号)
根拠通達を確認します。
第2 対象疾病 本認定基準は、次に掲げる脳・心臓疾患を対象疾病として取り扱う。
1 脳血管疾患
(1) 脳内出血(脳出血)
(2) くも膜下出血
(3) 脳梗塞
(4) 高血圧性脳症2 虚血性心疾患等
血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の 認定基準について(令和3年9月14日基発0914第1号)
(1) 心筋梗塞
(2) 狭心症
(3) 心停止(心臓性突然死を含む。)
(4) 重篤な心不全
(5) 大動脈解離
本問は、「血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の 認定基準について」に関する問題です。
上記の通り、通達には「血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の 認定基準」の対象疾病として10の疾病が掲げられています。
こちらと、問題文の5つの疾病を照らし合わせてみますと…
ア 狭心症⇒2(2)
イ 心停止(心臓性突然死を含む。)⇒2(3)
ウ 重篤な心不全⇒2(4)
エ くも膜下出血⇒1(2)
オ 大動脈解離⇒2(5)
と、全部対象疾病であることがわかります。
したがって、正解は「E 5つ」となります。
問題で触れられなかった疾病も含めて、これを機に覚えておきましょう。